和婚とはどんな結婚式なのでしょう。
文金島田を結って綿帽子を被った花嫁と、袴姿の凛々しい花婿が神様の前で三々九度を行う様子はなんとなく見たことがありますが。
その式に呼ばれた場合、マナーについて知らないと恥ずかしい思いをすることもあります。
友人や親戚の大切な日に失礼がないよう、最低限の礼儀を覚えておく必要があります。
はじめてでも臆すことなく出席できるように、分かり易くマナーについてご紹介していきます。
「和婚」ってどんなスタイルの結婚式?その特徴とマナーを分かりやすく紹介
和婚は神様の前で結婚の儀式を行う、非常に格式の高いお結婚式です。
この式に出席する場合、知っていないと失礼に当たるのが写真撮影です。
和婚では写真を撮って良いのは、専属のカメラマンだけです。
通常の結婚式であれば親戚の方や友人などがカメラに2人の晴れの姿をおさめてくれますが、残念ながら和婚ではこれが出来ません。
なぜなら式が行われる社殿が神聖な場所であるためです。
そして神聖な場所であるために、土足も厳禁。
ですので、和婚に出席する日には脱ぎ易い靴を用意しておきましょう。
これらのマナーについては殆どの方が知らないはずですので、事前に説明しておくことが大切です。
見た目が豪華な和婚ですが、マナーはきちんと守ることが大切でしょう。
和婚が伝統的な神前式の形だけでなく注目の理由
ウェディングは専門雑誌やインターネットサービスでもいろいろな情報を探せます。
どこの式場で、少人数でといった全体的な会場のイメージ同様に、人前式での自分たちの見せ方を楽しんで選びたいものです。
和婚の結婚式に決めた場合、宗教や種類によってルールが発生することもあります。
最近は、和婚という日本古来の伝統的な形式に則ってのものでない、衣装や食事メニュー、装飾など演出に和のテイストを取り入れた和風の結婚式が注目されており人気です。
和婚と年齢層に限らず、和風結婚式で披露宴を和テイストにした演出が多くあります。
新婦の手作りの折り紙や千代紙で和風のテーブルアイテムを用いたり、コースの料理を和食にしたりする演出などが挙げられます。
また、ケーキのみを和風にアレンジする、ケーキ入刀を日本刀で行う、といった個性のあるアイデアを取り入れたり、キャンドルサービスの代わりにミニ鏡開きを行ったり、新郎新婦入場に番傘の相合傘で登場したりする演出も人気があります。
伝統的な挙式会場を探したいという場合でも、神社・ホテルのロケーションにも他方面で選択肢が多くあります。
「着るだけの和装」といった取り入れ方以外にも、和をあしらったウェディングは可能です。
和婚に必要な費用相場や選ぶポイントについて
和婚は近年需要を高めているスタイルですが、その際に気になるのは必要となるトータル費用ではないでしょうか。
金銭面の負担が大きくなるイメージがありますが、神社での挙式は他の式場に比べると比較的リーズナブルな料金で挙げることが出来るので金銭面の負担を軽減させたいと考えているカップルにも適しているスタイルと言えます。
初穂料と披露宴会場、衣装や着付け、ヘアメイクだったり移動代などを合わせたトータルの金額が和婚に必要な金額になってきますが、神社によって初穂料をはじめ異なる点は多々あるのでしっかり確認して複数の神社を比較してから決めることもポイントとなってきます。
和婚を行うために必要なものが全て含まれている金額なのか、後々追加で必要となる料金負担はあるのか相談時に確認しておくようにしましょう。
参列者の人数によっても必要となる総額には違いが生まれますが、参列者が少なければ金銭面の負担はより軽減させることが可能です。
和婚と食事会の流れや特徴とメリットについて
近年日本では和の雰囲気を大切にした結婚式を挙げたいと考える人も増えており、和婚の需要も高まっています。
神社で挙式を行うとなれば、両親や親族など本当に身近な人のみが参列する場合が多くなっており、厳粛な雰囲気でありながらアットホームという点も魅力です。
神社で挙式を行った後には、食事会をするといった流れになるケースも多く、セットになっているプランを準備している場合が多くなっています。
和婚となれば金銭面の負担が大きくなるのではないかと考えてしまいがちですが、神社での挙式と食事会のみとなれば金銭面の負担の軽減にも繋がります。
それだけではなく、堅苦しい雰囲気にもならないので精神的な負担の軽減につながるのも魅力ではないでしょうか。
基本的には食事をする場所は別なので移動する必要がありますが、和婚だからと言って和食にしなければならないなどの決まりがあるわけではなく、比較的自由であり希望に合わせた場所と料理を選ぶことができます。
和婚で身に付ける花嫁衣裳として人気が上昇している十二単
和婚は日本の伝統的なスタイルの結婚式ですが、そのブームは長く続いています。
和装を着用することが少なくなった現代では、和の風情が漂う和婚は新鮮に映るのでしょう。
結婚式に身に付ける花嫁衣裳の和装というと、白無垢や色打掛、引き振袖等が一般的でした。
最近人気が上昇しているのが十二単で、ロイヤルウイングのような雰囲気が感じられると結婚式で着用する花嫁が増えています。
そもそも十二単は、平安時代に誕生した貴族の女性が身に付ける衣装でした。身分の高い人しか着ることができない非常に高価な衣装だったのです。
現在でも皇族の方の結婚式の際などに身に付けられています。着物を十二枚重ねていると思っている人も多いですが、実際には十二枚ではありません。
ただし、何枚も重ねているのは間違いないので、重さはあります。
デザインには伝統的な意匠が用いられていることが多いですが、現代風にアレンジされているものもありバリエーションは豊富です。
和婚に適しているメイクのポイントについて
和婚を選ぶ人は近年かなり増えていますが、その際に気をつけなくてはならないのがメイクです。
和装の場合には普段の化粧では雰囲気が合わなかったり、豪華な衣装に顔が負けてしまうことになりかねないので気を付けましょう。
基本的なプランにヘアメイクが含まれているのか確かめておくこともポイントであり、プロに任せることでより最適な仕上がりになり満足度も高まることは間違いありません。
和婚と一口に言っても白無垢だけではなく華やかな色打掛もあり、和装のデザインにより適している化粧や髪型にも違いが生まれます。
結婚式当日にいきなり和装をするわけではなく、事前に前撮りをしたり好みのデザインの和装を選ぶことになるので、その際にも和装に適している化粧や髪型を意識しておくようにしましょう。
経験豊富なプロによるアドバイスやサポートがある場合には、化粧や髪型に関してもプロ目線でより良い仕上がりになるようにアドバイスしてもらえます。
和婚の儀式の流れとは?神前式と仏前式について
和婚の儀式には、神前式と仏前式があります。
神前式ですが、まず「手水の儀」では、身を清めるために柄杓の水を左手・右手にかけて最後口をすすぎます。
「参進の儀」で神職・巫女・雅楽演奏者の順に境内を進み、新郎新婦・両家の親と親族が続きます。神職から挨拶があり、神前へ皆で一礼する「斎主挨拶」のあと、心身を清める「修祓の儀」で神職による祓詞があげられます。
斎主が「祝詞奏上」を奏上し、新郎新婦は「三献の儀」で盃を交わします。
盃は小・中・大があり、過去・現在・未来を表しているとも言います。
3種類の盃で3回ずつ合計9回飲むので、「三三九度」と呼ばれています。
新郎新婦は「誓詞奏上」で誓いの言葉を述べ、指輪交換をします。
「玉串拝礼」は神と参列者の心を繋ぐもので、新郎新婦が二拝二拍手してから内回りで戻る1歩を、夫婦としての第1歩としています。
巫女が両家の繁栄を祈って舞を捧げます。両家の親族で御神酒をいただく「親族盃の儀」のあとは、斎主が祝辞を述べて、斎主から退場します。
もうひとつ和婚の仏前式ですが、宗派によって違うのですが、「念珠授与」という僧侶が新郎に白房の数珠・新婦に赤房の数珠を授けるという儀式は、どの宗派でもあります。
また、指輪の交換や焼香、三三九度などもあります。
仏前式では来世までの結びつきも誓います。
昨今非常に人気のある和婚での服装マナーについて
現代は個性や独自性が認められる世の中になっています。
それはジェンダーを見てもわかることです。男性らしさや女性らしさにとらわれず、自分のありのままを公表することが当たり前になってます。
これと同じように結婚式も高級ホテルで行うだけではなく、自分らしさや個性や独自性を表出する結婚スタイルが人気になってるんです。
その一つとして和婚も再びブームになっているのです。
神社で行い三々九度や祝詞奏上、参進の儀など独特の儀式を見ることも出ます。
そして十二単や角隠し、白無垢に袖を通せるのも和婚の良いところなのです。
気になるのは参列者の服装マナーです。一種独特の会場なので、どんな装いで参列すべきか困惑してしまいます。
一番ベストなのはやはり和装です。
しかしながら遠方から参列したり、着替える場所がないなどで和装ができないこともあります。
この際には一般的なフォーマルスーツなどで参列すると良いでしょう。
パールのネックレスやブローチ、スカーフなどで華やかに演出すると良いです。
和婚に合うヘアスタイルとはどんなものがあるか
和婚とは、日本の伝統式な結婚式の要素を取り入れた和式のウエディングのことで、落ち着いた雰囲気を演出してくれるといった点でも最近人気が出ています。
和婚で着用する和装は大きくて分けて白無垢や色打掛、引き振袖や振袖などですが、髪型はその着物に似合うヘアスタイルで行うのが一般的です。
和装に合わせた髪型には、文金高島田といわれる日本髪に綿帽子と角隠しを合わせるのが主流で、白無垢にも大変合うので選ぶ方が多いです。
また、髪の毛の長さに応じたアレンジを加えて地毛で結い、かんざしではなく花飾りをつける髪型や、ドレスにも合うような洋風の髪型で色打掛を着用するなど、さまざまにアレンジが可能です。
昔と異なり、衣装や合わせるヘアスタイルも現代は多様化して、古いものも良いものとして進歩しながら、日本の伝統を守っているのは素晴らしいです。
現代のドレスがし主流な雰囲気の中、なかなか日常では味わえない和婚を結婚式で体験してるものも良いです。
祝詞奏上とは神社で和婚を寿ぐ特別な贈り物
和服である着物姿で神社もしくは寺で結婚式を挙げることを和婚といいます。
結婚式といえば華やかさのある教会のイメージが強いです。
しかし、古来からの歴史のある和婚は教会とはまた違った趣があると、結婚式を望むカップルも増えてきています。
和婚式では今までにない経験をたくさん行いますが、特に神社で耳にする雅楽の調べと祝詞奏上には厳かさを感じることでしょう。
式の流れとしては、雅楽の調べとともに斎主や巫女に導かれながら中に入ります。
挨拶や奏上、玉串を捧げて退出するまでが大まかな流れになります。
指輪の交換がないのが大きな特徴ですが、その代わりに盃を交わします。
和婚で大切なのが祝詞です。祝詞奏上とは斎主が神前で花嫁と花婿の結婚を報告するとともに、2人が末永く一緒に入られるように幸せを願う祝福の言葉を祝詞として奏上するめでたい儀式のことです。
奏上する言葉には他にもいろいろとありますが、結婚を寿ぐ祝詞は特別なものです。
新郎新婦の佇まいや記念撮影も美しい和婚について
現代は個性や独自性が認められる時代になっています。
人と同じではいやであり、自分らしさや個性を追求したいと考える人が多くなっているのです。
これは結婚式の考え方にも反映されています。
結婚式もラグジュアリーな7高級ホテルで行うのではなく自分の身の丈に合った、個性が光る結婚式を執り行うカップルが非常に多くなってるんです。
あえて伝統的な日本の和婚を選択することも珍しくありません。
和婚は新郎新婦が日本独特の伝統衣装の婚礼服を身に着けます。
女性は白無垢や角隠し、時には十二単に袖を通し神社などで結婚式を挙げます。
こうした和装の婚礼衣装で新郎新婦が朱塗りの鳥居前で記念撮影を行えば、赤と白のコントラストの美しい印象的な素敵な結婚写真に仕上がります。
また神社での和婚では参進の儀や三々九度、祝詞奏上など伝統的な儀式を行うこともでき、日本人として非常に貴重な体験ができるんです。
参列者もこうした儀式を見るのは楽しく、印象深い結婚式になります。
和婚でもチャペル式と同様に結婚指輪は交換できる
本来、和婚においては結婚指輪の交換という儀式はありません。
そのため、和婚では指輪の交換ができないと考えているカップルも多いようです。
しかし、チャペル式の結婚式と同様に、神前式でも指輪の交換は行われています。
ただし、式場によっても異なるため、事前確認が必要です。
ホテルの神前式ではセレモニーに組み込まれていることが多いですが、神社で行う場合は儀式に組み込んでもらう必要があるでしょう。
純日本風にこだわった演出にしたい場合は、披露宴で指輪の交換をすることもできます。
また、和婚においては、愛犬が指輪を運んでくるというようなサプライズ的な結婚指輪の演出は行われないことが多いので、やりたい人は注意が必要です。
巫女さんが運んできてくれたり、棚に用意されていたりなど、厳かな演出になります。
和婚にマッチするように指輪を置く台座にも気を使うことも大事です。
西洋風のピローではなく、和柄のピローを選ぶことをおすすめします。
自由度が少ないものの和婚に魅了される人が増加
現代は様々な価値観や考え方が尊重される時代になりましたこうした。
多様性は、冠婚葬祭に特に顕著にみる事ができるのです。
先ず葬儀を例に挙げると、バブル期までは一般葬といって大きな会場を抑えたくさんの参列者を招き、盛大に執り行うのが主流でした。
ところが時代の流れと共に、ごく限られた家族や身内だけで行う家族葬が人気となって居ます。
この流れは結婚式にも見られ、家族婚やスマート婚などがトレンドになって居るのです。
なかには和婚をあえて選択する若いカップルも少なくありません。
和婚は神道などの考えや儀式にのっとって結婚式を執り行うので、自由度はほとんどないと言っても過言ではありません。
その反面伝統美や文化を肌で感じる事ができ、それがかえって若い人には申請にうつるようになって居ます。
特に婚礼衣装の十二単や白無垢、角隠しなどは、普段決して袖を通すことのできない和装であり、それを身に着けるために和婚をあえて選択する人もいます。
日本古来から見られる日本の結婚式の和婚について
最近の結婚式と言うと、キリスト教式で行うことがほとんどとなって居ます。
結婚式会場では、チャペルを併設しウエディングドレスに新婦は身を纏い、バージンロードを歩いて愛の誓いを神様の前で行うのです。
キリスト教と言うロマンチックで異次元の神秘性あふれる宗教儀式にのっとって結婚式を行うことで、おしゃれでスタイリッシュに執り行えることができるのです。
しかし最近は、あえて日本古来の和婚を選択し結婚式を執り行う若いカップルも増えています。
和婚は、陣屋で行うことが一般的であって婚礼衣装も角隠しや白無垢、十二単と言って日本の伝統美に身を包むことになるのです。
独特なのは神道をベースとした宗教儀式と言えるでしょう。参進の儀や三々九度、祝詞奏上に巫女の舞など普段では決して目にすることのない宗教儀式が、厳かな婚礼の演出になってくれます。
そして白無垢は朱塗りの鳥居や社殿の前で記念撮影すると、色のコントラストが美しく非常に素敵な記念撮影になるのです。
和婚は伝統衣装を身につけられるのが魅力的です
結婚式とは、百人のカップルがいればその数だけさまざまなものが見られます。
特に現代になって、個性を尊重し価値観を大切にした、人とは異なる差別化を図った結婚式をたくさん見る事ができるようになっているのです。
特に最近若い人の間で特に人気になって居る結婚式があります。祖の結婚式とは和婚であり、日本の伝統的な儀式や婚礼衣装を身にまとう式が人気になって居るのです。
和婚の魅力は何といっても絢爛豪華な民族衣装を身につけられるところにあるでしょう。
白無垢や十二単、角隠しなど普段ではけっして身に着ける事ができない和装に袖を通すことができるのです。
本来日本人女性は最もこうした和装が美しく、綺麗に見えるとされているのです。
そして所作なども上品になり、品性を感じられる結婚式になります。
セレモニーも独特なおのがあり、祝詞奏上や参進の儀、三々九度などを体験することもできます。
これは新郎新婦のみならず、参列者にとっても思い出になるものなのです。
日本の定番の婚礼スタイルである和婚が人気です
日本は今レトロブームや昭和ブームが巻き起こっているのです。
平成や令和生まれの人にとって昭和と言う時代は未知であり、それがかえって新しく新鮮であり昭和よ言う華々しい時代に注目が集まっています。
歌謡曲や食器と言った雑貨のほか、レトロ喫茶やフルーツパーラー等食文化にも注目が集まっているのです。
さらに冠婚葬祭に関しても特に結婚式は昭和の定番であったスタイルを踏襲し、執り行おうとするカップルが増えつつあります。
中でも和婚は、ウエディングドレスでの結婚式とは違い、十二単や角隠し、白無垢などを身に着ける事ができ非常に新鮮で人気が有ります。
和婚はこうした伝統的な婚礼衣装を身に着ける事ができ、日本人女性の本当の美しさを最大限演出することもできるのです。
和婚では神社などで執り行うことが多く、新党にのっとって婚礼の儀式も行われます。
三々九度や祝詞奏上、参進の儀などは普段目にすることができない儀式であり、それに魅了される若者も少なくありません。
和婚は演出ももも珍しく若者を魅了している
結婚式は一生に一度の晴れ舞台です。
その為満足できる後悔のない挙式にしたいと誰もが思うものです。
最近はそのカップルの価値観や感性にのっとってオリジナリティあふれる結婚式も多くなっています。
披露宴会場で盛大に行う人がいる一方で、コンパクトにごく限られた親族の身だけで行う家族婚や、スマート婚を執り行う人もいるのです。
コロナ禍で執り行われたリモート婚を行う人も少なくありません。
また日本の伝統にのっとった昔ながらの結婚式である和婚を行う人も多くなっているのです。
和婚は婚礼衣装がウエディングドレスとは違う十二単や白無垢、角隠しを身に着ける事になります。
それだけでも非日常を体験でき、日本人女性の本来の美しさを演出出来人気が有るのです。
そして神社での和婚は神道にのっとり伝統儀式を行います。
三々九度や巫女の舞、祝詞奏上等こうした儀式が素晴らしい演出となってその場の雰囲気を厳かにし、神秘性あふれる挙式にします。